平成29年 6 吉

会 員 各 位
                                      国士舘大学宮城県同窓会

                                      会 長 佐々木 稲 生

 初夏の候 紫陽花も色づき始め、梅雨入り間近かの季節を迎え、会員の皆様におかれましてはご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます。日頃から同窓会の活動に特段のご協力とご支援を賜り、誠にありがとうございます。改めて心から感謝と御礼を申し上げる次第です。
 さて、昨年度における本県同窓会の活動は、本部同窓会の東北ブロックの幹事県として、6県の交流と情報交換等を行い本部同窓会の意向を共有し、大学100周年記念事業の推進に向けてのバックアップに努め、11月に次期幹事県の青森の蛯名会長に引き継ぎました。
 8月の県同窓会には、事務局の努力や震災時の避難所となった山元町立山下中学校の校長として緊急対応に辣腕を振るった同窓生の渡辺氏の講演などの企画もあり、例年にない参加者で大いに盛り上がりました。出席者の中から、8月の盆期間は墓参などもあることから、時期を10月に変更してはという意見が出て、次年度はその意向に沿っての開催を考えることになりました。
 11月には、翌年の2月に県同窓会と回天剣友会(剣道部の同窓会)が連携して開催している宮城県高等学校・中学校剣道選手権大会が、今回はそれぞれ40回、30回の記念大会としての準備が行われました。年明けて2月の大会には記念招待校として全国レベルで活躍している東京の国士館高校、国士館中学校、神奈川県横浜市の潮田中学校、新潟県燕市の燕中学校の参加により、県内の剣道を修練している中高生に大変刺激になったものと思います。この経験が本年8月に仙台市体育館で開催される南東北インターハイの剣道競技での本県チームの活躍につながるものと確信しています。
 この記念大会を振り返ってみますと、第1に先輩諸兄が繋いできた武道を通しての青少年の健全育成が如何に社会貢献に有益であるかということです。第2に本大会を一心に支えてきた同窓生の結束と、その取り組みに共鳴した県内中高校の剣道の顧問先生方の協力であります。そして第3に石巻市の市長さんや教育委員会の全面的な支援があったればこそで、特に亀山市長さんには、多忙な公務を融通して必ずお出でになられ直接激励の言葉をいただきました。このような亀山市長さんの誠実な応対は、本大会の権威と期待への理解を深め、大会の成功と充実発展に大きな力と成り得たこと、心から感謝しなければならないものであります。
 ところで、新年度がスタートして2ヶ月が過ぎましたが、本同窓会の主催で4月29日に東北大学の特任教授の齊藤幸男先生の協力をいただき、教員を目指し採用試験に臨む本同窓会の若手の会員及び共に講師をしている希望者に研修会を実施しました。どなたも熱心に取り組み、1日のスケジュールがあっという間に消化しました。本研修会には、同窓生の木村民男石巻専修大教授にも指導していただき、受講者にとって大変有意義であったと思います。是非とも難関を突破しての合格を期待しております。
 次に、例年8月に開催しておりました県同窓会ですが、今年は8月の南東北インターハイの剣道競技が仙台市体育館で開催されるところから、高校の先生方は役員として大会運営にあたることや、全国から同窓生が大挙して来県することでのお世話などもあり、初旬は大変忙しくなります。また、昨年の同窓会の反省から8月を避けてもらいたいという要望を入れ、10月に開催する方向で考えており、今後役員会で期日を決定しご連絡を申上げますので、ご理解のほどよろしくお願いし致します。
 結びに、母校国士館大学は本年で創立100周年の記念の時を迎えます。それに伴う諸行事が予定されています。代表的なイベントは10/29(日)の吉田松陰シンポジウム、11/2(木)極東国際軍事裁判研究シンポジウム、11/3(金)オリンピック・パラリンピック関連シンポジウム、11/4(土)創立100周年記念式典、祝賀会(ホテルニューオオタニ)となっています。詳細につきましては、国士館大学のHPをご覧になり、この機に母校を訪問し、躍進し続ける姿を体感なさることをお奨め致します。
  国士館大学宮城県同窓会の会員の皆様のご活躍とご発展をお祈り申し上げ、平成29年度のご挨拶とさせていただきます。

 
宮城県高等学校・中学校剣道選手権大会役員会
 
同窓会主催教員採用試験研修会の様子
 
 
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